eiju amplifier history

エイジュのアンプづくりはは1995年(22年ほど前)から始まりました。当時はカーオーディオ全盛時代でアメリカンオーディオが全盛期で、中でも表示値で何百ワットの出力を持つアンプが主流で、その逆を行くパワーも小さくエネルギーより情報量を目指すエイジュはどちらかと言うと見落とされがちのブランドでした。しかし、エイジュは『Hi-Fiユーザーは必ずいる』を信じこのコンセプトを踏襲し現在に至っております。

このコンセプトを再確認させていただきます。

  1. スピーカーの動的なインピーダンス変化に正確に追従することを目指した容量を持つ電源回路
  2. いたずらにパワーを持たせず 20Hz~25kHz までをflatな特性にすること。
  3. fffよりpppの静粛感を重点に置き、躍動感のある運動性を持たせること。

初代 OD-160.4

1998~2001

eiju 最初のhi-fi アンプ。当時は低域中心の市場の中で35~20KHzまでflatな特性。40×4ch 

y-60.2

アンプ製作のプライベートブランド安井章氏との共同開発アンプ。初段にFETを採用、完全なバランス増幅と格段独立電源を持つ、パワーは少さい(30W×2)が運動性が優れ、30wとは思えないダイナミックレンジを持つ 限定生産 30台

BEa-160.4

2002~2008 80.2(2ch)もあり 

ODからHEAT SINK 改良。左右独立vrを採用

Ea-2100

当時、eijuは海外で同じ指向性を持ったbrandとのjointを画策していました。これはpcbを海外ブランドを採用しこれをeijuがmodfyして筐体もオリジナル。シンプルな2chアンプ

BEa-36.2

アナログアンプの中で信号の絶対距離を可能な限り短くしたICアンプ。18W×2

 

BEp-sc (phase control amp)

タイムアライメントが流行り始めeijuなりに左右の位相差を研究し、デジタルではどうしても発生してしまう楽器の位置関係の矛盾と素材感に着目し、あえてアナログを採用したモデル。


CEa-80.2

40w×2 限定50台 2014~完売

2014年eijuアンプづくりの集大成の位置付けで開発したモデル。従来のただ容量の大きい電源を見直し電源の運動特性を研究し、新たに増幅段数も少なくシンプルにして、従来のeijuのノウハウを集約しました。『このままでは終われない』のコンセプトで開発したモデルです。実はこのモデルをもってアンプ開発を終了する予定でした。

CEa-100.4 millennium

25w×4 2017~

新製品

このモデル、サイズは100.4と同じコンパクトですが、4chとしてできるだけ小さいサイズで先の160.4の電源ノウハウを引き継ぎ、特に基音域の分解能・情報量を狙ったぐモデルです。もちろん160.4の電源とはサイズも異なりますが電源トランスpcb ともに新開発を採用し、このサイズに収める事に成功しました。従来このサイズでは感じられなかった空気感、色温度なども再現します。

CEa-100.4

25w×4 2015~完売

このモデルからeijuファンの皆様のリクエストが製品に色濃く反映されてくるようになりました。先の80.2の電源、増幅段の考え方を踏襲し小型でシンプル、使いやすいアンプとのリクエストで開発したモデルです。いわば素うどんのようなモデルです。その後これに種々のトッピングを加え発展させて行きます。

CEa-100.4/Ⅱ

CEa-160.4

40w×4 限定50台 2015~完売

このモデルはベースは80.2にあるのですが、4chアンプの場合以前から懸念していた電源の動特性、つまり音楽で右chがfffで左chがpppといった状況は考えにくく、4chのすべてがfffになった時の分解能力は今までのアンプづくりで懸念材料の一つでした。この為にmonoアンプも存在するわけですが、そこで今回eiju は電源のインピーダンスに着目し新しい電源トランスを採用しました。これは電源部に於いてトランスと蓄電容量を独自のバランスにすることで限りなくインピーダンスの上昇を抑えられ静粛性・ダイナミックレンジ双方の拡大に寄与しています。またこの新しい考え方が以降のmillenniumに生きています。


最終章    完売御礼

 

Eiju Kawatani edition 

eiju editionにつきましては9月2日よりこれまでご予約を頂いておりましたお客様への出荷を開始させて頂きました。何分1台ずつのヒアリングチエックを経ての出荷となりまして、ご予約の古い順のお届けとなっております

ご理解い頂きます様お願い申します。

また、すでに今回生産分はすべてご予約を頂いており、完売しました。

皆様のご支援に感謝申し上げるとともに私のつたない音楽観にご賛同頂いたことに重ねて感謝する次第です。ありがとうございました。

          エイジュ(株) 川谷

 

4ch  40w×4  予価 ¥880,000  

最大生産量 30

2ch  40w×2  予価 ¥640,000~ 

最大生産量 20

 受注開始予定 平成313

 

納入開始予定  同年9

 

私の製品開発も25年が経過し、そろそろ最終章に入ろうと考えております。そこで最後に私は予てより実現したかった企画『製品に人格を』にあえて挑戦します。個性が強く備わっている、開発した者の志向が明確なほどお客様には解りやすいのではないかと思うのです。その提案こそが好き嫌いを含めたてお客様の選択肢の一つとなりえるのではないかと思うのです。

そこで今、私は『自身が目指すべき姿』の製品を具現化することを決意しました。自分の思う音楽観を存分に表現した物を作ってみたいと思っています。この様な発想での製品づくりなの為、ご賛同いただける方だけにご採用頂ければ・・との覚悟で開発に向かっております。

さて、ここからは 少し私の音楽観をお伝えしたく思っています

私はクラシック音楽を中心に音作りをして参っておりますが、今主流とされている音作りは何か大切なものを置き忘れてきている様な気がします。これは音楽を再生する上で大変重要な要素で、ヴォーカルのお腹から出る声、チューバとホルンのスロートの長さによる厚みの違い、スタインウェイの左手の和音の重厚さ、この様な聞き方をされないという方も多いと思いますが、もしそれらの音が自然に出れば誰もがもっと深い感動が得られるところと思います。音楽の演奏では楽譜を基準に演奏家・楽器・これらのすべてで『演奏者の曲に対する思い・解釈』が見えてきます。これは好き嫌いではなく演奏者によって盛り上げるポイントが違っていたり、テンポが全く違ったりで極端に言うと、曲想が異なった曲に聞こえてしまう事すらあります。私は自分の確認音源でBrucknerの第8交響曲をよく使うのですが深い祈りと懺悔との繰り返しの音楽、この本質を再現しようとすると、積み重なっていく和音、オーケストラが一つの楽器の様な調和とハーモニクスを持ってクレシェンドでfffを向かえるレンジ感・厚みにおいて私は自分のアンプで伝わるの?これが充分に再現できているのかいつも自問自答しております。今回このBrucknerは一つの例としてお話しましたが、今の巷の音は音楽を再生するには異なった方向に向かっている。この音では作曲者の狙いは伝えられないと思うからです。

これらが今回『私が目指す音』をテーマに最後ともいえる製品の開発に取り組んでいる背景です。しかし、これは先に申しましたがあくまでも私自身の音楽観が根底に流れるの製品づくりとなります。しかしこれまでエイジュを信頼してご採用頂いた皆様方にエイジュはここを目指していたのかを明確にご理解いただければと思い開発を続けております。端的に言えば音楽のを心を伝えたい。

具体的に必要と思っているのは 低い重心、全帯域で正確に止まる事、自然な奥行き感、早い運動性、これらに最後に挑もうと思っています。

現在試作品を作りその方向性について一部の登録店様にご協力を頂き感想をいただいています

ご興味をお持ちの方は小社登録店でご視聴頂ければ幸いと存じます。

archive edition   予価¥780, 000 (注文生産品)昨今のコロナ禍の影響で種々制限がかけられ、小社もこの影響で新製品の開発も滞りお客様にはご迷惑をお掛けし申し訳なく存じております。

その様な中、エイジュは今までの長きに渡る製品づくりを振り返り、『これでよかったのか?』を問い直して参りました。考えてみればこの26年の歴史にはアナログからデジタルへの大きな変革がありました。小社としてもこの流れに追随するべく種々対応して参りましたが、整理してみれば コストダウン 多機能化 省力化 の変遷が主流です。これらは新しいメディア開発には大切な要素と考えますが、大切なことは音楽の感動をを伝えたい時、その軸として欠かせない存在・音の厚みがきちっと表現されているという点に着目しなければなりません。ともするとアナログレコードの方がその軸はぶれず、特に会場の空気感 容積表現力など これらをもう一度確認して頂きたいと思いました。

そこで 今回エイジュはデータやスペックは従来の経験を踏襲しながら本来音の原点であるアナログの表現力を目指したarchive版を開発する事としました。従来開発して参りましたeiju edition とは別の落ち着いたキャラクターとなっております。これは今までの延長線上にあるものでなく、ともするとアナログ時代の部品探しから始めなくてはならない作業でもあり、困難の連続でした。この作業の中で特に気が付いた事は特に重低域の情報量・厚みはアナログの方が説得力があるのではないかという事でした。この疑問に、再び電源容量が大切であることを再認識し電源も見直しました。そして今回のarchive modelは短時間の試聴でその狙いをご理解いただけるものでなく、どちらかといえば柔らかく、落ち着いた方向の表現力となっております。オーディオ経験の豊富な方にはその空間表現力の大きさ、楽器との距離・音の厚み・すべてが豊潤で長時間の試聴でご理解いただけると存じます。小社登録店でご確認頂ければ幸いです。

尚、本モデルは既に製造中止となった銘品といわれるパーツを多く採用しております。このため、あえて企画台数を設定せず受注生産とさせていただいております。納期的には発注後2か月程度になろうかと存じます。ご周知頂ければ幸いに存じます。

 尚、ご視聴は小社登録店にお声がけ頂ければと存じます。

現在 数台のご注文残がありまして鋭意 生産に注力しておりますが、このところの細かな部品類の品質や価格の変化で思ったように生産がはかどりません。ご注文を頂いている皆様へは大変申し訳なく存じておりますが、今しばらくお待ち頂きます様お願い申し上げます。

 

 (税別本体価格)    Price open 数量限定

 

1開発背景

エイジュはODaシリーズ以来 韓国で生産を続けておりますが、’2020より始まったコロナ禍でそれまで開発を予定していた数種の製品が生産不能状態となってしまいました。それが今年になって収束に向かう傾向となりお互いの連絡も可能となり,今では ほぼ元どおりの状態に復活しました。これまでご心配をお掛けしましたが、今後は休止を余儀なくされていた製品の再生産に着手させて頂く事が可能となりました。

これには、エイジュ製品のファンの方々からのお問い合わせも多く、目指す方向が独自であることも含め 「ないと困る」とのご期待を頂くお客様にお答えする為、生産を開始するものです。

 

2、音楽に造詣が深くhi-fiオーディオをご理解頂いているお客様への企画

  エイジュのアンプについてはファンの方はじめご興味を頂いている方々には既に音の方向性はご理解頂いていると存じておりますが。今回の企画は 小社登録店様のご協力を得てお客様の趣向の音を創って行くことが狙いの製品です。この背景にはエイジュは以前からversion up という独自のtune up に対応して参りましたが、これは新たに製品を買い替えることなく、製品の持っているポテンシャルを最大限引き出し、より高いレベルでご視聴頂く事が出来、長期間愛用されている事も事実です。

  ところが、これをよく考えるとお客様の志向を一番ご存じなのは登録店の現場の皆様です。そこで従来小社でversion up していたこの作業をご希望の登録店様にお願したらどうかと考えた次第です。

3,具体的対応

 1) version up に使用するパーツをご希望の登録店様に提供します。(有償)

これは一般市中で販売されているものもありますが供給するものはすべてエイジュが選別したパーツです。当節はご存じの方もおられると思いますがcopy品が多く出回っておりまして外見だけでは判断がつきません。ここで提供させて頂くpartsは小社が選別し、保管している貴重品ばかりとなります。

2)作業手順を登録店様にご案内し、お客様の志向に合わせた音づくりを目指します

 これは、小社が認めご希望される登録店様のみとなります。希望される登録店様には交換部分と作業後の音質効果を実感していただき、お客様のご希望に沿った音づくりお客様とともに模索して頂きます。そしてお客様専用のカスタマイズアンプとなります。また、他の登録店様が小社での作業をご希望であれば従来通りお受けします。

3)これらの作業代金について

 従来はエイジュの基準でこの工賃・部品代を請求させて頂いておりましたが、今回の小社登録店様による作業はお店の独自基準で設定して頂きます。

 

以下、 従来と重複となりますが、小社アンプのコンセプトになります。

 時代の流れに翻弄されず真のhi-fiアンプとしての位置づけにふさわしい音づくり

エイジュはXtantの代理店をスタートに自社ブランドeijuの ODaシリーズ、Beaシリーズ、そして安井先生との共同開発のy60.2、またこれらのversion up等を手掛け12vの環境下におけるHi-Fiアンプの在り方を模索して参りました。小社のアンプ開発の狙いは一貫して情報量が多く、スピーカーの抵抗値変化への運動性に優れ、音に色づけのない自然な再生音を目指して参りました。

これら経験を踏まえ、今回目指すものを明確にする布石として開発したのがcodaとなります。

1、  この特徴とコンセプト

アナログアンプとは基本に忠実であること

1)  基本に忠実なpcbパターン設計

いたずらに機能を増やさず、信号の絶対距離を短絡し、インダクタンスを低減

2)  バッファアンプ、フラットアンプのは厳選parts

入力段は信号鮮度を守る重要なステージです。ここに厳選された部品を投入し入力信号の鮮度と情報を守ります。

入力信号を電圧成分として受ける事で、ノイズの低減、静粛感の向上、低重心を狙いまし

   3) 充分な容量を持つ電源

    優れた運動性を得る為、瞬時供給電流が実質必要の約2倍の容量を持つ電源を採用。

2、  特性と機能

 特性:40w×2(4Ω)/80w×2(2Ω)最大負荷1.2Ω ブリッジ可能

   一般に負荷が半分になったとき2倍の出力を正確に出せるアンプは少ない。これは電源の容量に大きく起因する。アンプを企画するときこの部分に一番費用が必要となる為に、定格に必要な容量しかとらない場合が多い。(一般的には40A程度)これに対しcoda80Aの容量を取り最大400W程度までの出力に3%以内の歪で追従する。この電源はスピーカー負荷に対し、情報量を増やす事と、静粛性を追求したい為でもある。一方 パワーを売り物にしない、動特性、音楽表現力を目指したHiFiアンプそのものです。

機能:各チャンネル独立VRの設置と18dB/octのクロスオーバー

   アンプ出力(スピーカー出力)LP/HP  50~250Hz 可変 18dB/oct

 

      RCA  出力  (RCA 出力)    LP/HP  50~250Hz 可変 18dB/oc    以上